こんにちは、プロフェッショナルプリセールスラボの黒澤慎です。
突然ですが、ちょっと考えてみてください。
あなたは今、あるお客様を訪問しています。
そして名刺交換をしました。
お客様Aさんの名刺には「代表取締役社長」、お客様Bさんの名刺には「ITスペシャリスト」といった肩書がついています。
その名刺から、あなたはどんなイメージをしましたか?
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恐らくこんなイメージをしたのではないでしょうか。
- 「社長か、すごいビジネスセンスがあるんだろうな」
- 「ITスペシャリストか、技術にすごく詳しい人なんだろうな」
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上記は事実でしょうか?
いや、事実かどうかなんて、全く分かりませんよね。
上記は、「肩書」を見ただけで、自分のフィルターを通して勝手にその人をイメージしたにすぎません。
しかし現実には、多くの人が上記のようなイメージを持ってしまうのです。
これは、「ハロー効果」と呼ばれるもので、ある1つの特徴(上記では”肩書”)が、他の特徴(上記では”ビジネスセンスがある”、”技術に詳しい”)の評価に影響を及ぼす、というものです。
人は、こういった心理を持っていることが分かっていますので、ある意味、「肩書」をうまく使って、お客様に好印象を与える、ということもできるのです。(もちろん、嘘はだめですよ)
役職がついていない場合でも、例えば、本業に関係のある資格を持っている場合には、どんどん使った方が良いでしょう。
そうすることで、お客様には上記のような心理効果が働くとともに、「この資格何ですか?」と質問していただけるかもしれません。
つまり、コミュニケーションのネタの一つとしても使えます。
なお、自分の名刺に勝手に肩書を入れるわけにはいきませんので、会社に相談して入れてもらってくださいね。
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いかがでしたでしょう。
お客様との関係性構築において、第一印象は重要な要素です。
「肩書」でインパクトを与えられると、お客様の脳裏にあなたの存在が焼き付けられるかもしれませんよ。